K&Kペイント

Housing renovation

キッチン

キッチンの動線を考える

快適に調理するためにはある程度のスペースが必要ですが、広すぎても狭すぎても快適さが損なわれてしまいます。なるべく無駄な動きが生じないような広さと、レイアウトを考える必要があるでしょう。
そこで「動線」という考え方が重要になってきます。

「動線」というのは、“作業する人の動きを示す線”の事で、動線が短いほどキッチンは使いやすくなります。例えば冷蔵庫とシンクを近い位置に設置するなど、作業動線を短くする工夫をする事で、無駄な動きを少なくする事ができます。
このときキッチン自体も使用する方の身体に適したサイズを選ぶことが大切です。大きすぎたり、背が高すぎたりするキッチンでは、動線が長くなってしまいます。動線を考えて、いつでも快適に作業できるシステムキッチンを目指しましょう。

収納の悩みも解決

キッチン用品は非常に数も種類も多いので、収納スペースも多くとりたいところです。でも収納スペースを確保するだけでは問題は解決しません。
収納のしやすさや使いやすさという点も忘れてはいけません。かしこい収納計画のポイントは“しまいこむ収納ではなく、使うための収納”という事です。

収納の問題を考えるとき、最初に頭に入れておきたいのは、システムキッチンの収納を縦から見て「ワークゾーン」と「ストックゾーン」に分類する考え方です。この「ゾーン」という考え方を基本に収納するアイテムを分類する事で、収納の機能性がグンとアップし、従来とは比べものにならないほど使いやすいしシステムキッチンが生まれます。
よく使うものは取り出しやすい「ワークゾーン」へ、普段使わないものは「ストックゾーン」へ分かりやすく整理すれば、「収納」をもっと快適に活用する事ができます。ぜひ“収納上手”なシステムキッチンを実現させてください。

賢い装備選び

「キッチンの装備」と一言でいっても様々なものが存在します。それぞれに選び方や特徴がありますので、自分らしい「リフォームスタイル」を上手に選んでください。
例えば調理の中心となる「コンロ」ですが、今流行りの「IHコンロ」にするのか、使い慣れた「ガスコンロ」にするのか、難しい選択です。
ガスコンロは電気に比べて瞬間的な火力が強く、炎が見えるため、IHコンロよりも火力が強いというイメージがありますが、約20℃の水を90℃にする実験では、両者ともほぼ同じ時間かかりました。ガスもIHも、実は火力はあまり違いはありません。光熱費の比較では、電気のほうが少しだけ高コストであるという試算結果も出ていますが、実際のところあまり大きな違いではありません。

「IHコンロ」の特徴は、電気を熱源として鍋そのものを発熱させるので「熱効率が良い」事、また火が出ませんので「安全性が高い」という事、フラットな面で構成されているので、「拭くだけで汚れが落ちるお手入れの簡単さ」などがあります。ただし材質によっては使用できない鍋がありますのでご注意ください。
「ガスコンロ」の特徴は、なにより炎が見えるので、火加減を確認しながら本格的な調理気分を味わうことができます。また最近では強火力バーナーが搭載されているものもあり、本格的な中華料理などを作ることができます。ガスの強火なら一気に加熱して調理することができるので、炒め物などには最適です。

見た目にもこだわりたい

近年ではキッチンとダイニングと一体化している洋風スタイルのレイアウトも多くなってきたため、キッチンもインテリアの一部として重要なポジションを占めるようになってきました。レイアウト方法だけでも様々タイプがあります。
人気が高いのは、キッチンを島型にレイアウトした「アイランド型」です。広いスペースが必要ですが、一人で壁に向かってキッチン作業をするのではなく、家族やゲストと一緒に向かい合って作業する楽しみがあります。他にも家族とのコミュニケーションが取りやすい「対面式」など選択肢は多岐に渡りますが、スペースやライフスタイルに合わせてジックリとお選びいただくのが一番です。

またキッチンの見た目で毎日のお料理へのモチベーションまで変えてしまう事もあります。グッドデザイン賞を受賞したキッチンなど、デザイン性に優れたものも登場しておりますので、今やキッチンもお部屋の雰囲気やカラーにあわせてインテリア感覚で選ぶ時代になっています。